一般的なコンタクトレンズとは異なり、寝ている間に特殊な形状をしたレンズを装用する事で、角膜の形状が正しく矯正され、朝レンズをはずしてもその角膜形状が維持されている間は、裸眼で過ごすことができるという、新しい視力矯正法です。
[就寝前]
就寝前にレンズを装着 |
|
[睡眠中]
睡眠中に角膜が矯正される |
|
[翌日]
朝起床時にレンズを外し⇒視力回復 |
|
いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。
弊社では2012年7月に発売された日本人の角膜形状に合わせた純国産の最新オルソケラトロジーレンズである「ブレスオーコレクト」の取り扱いを始めました。ブレスオーコレクトは厚生労働省の認可を受けています。
オルソケラトロジーのメリット
- メガネやコンタクトレンズが煩わしい方
職業上メガネの使用が難しかったり、「時間がたつとゴロゴロする」「夕方になると充血しがち」等、コンタクトレンズの不快感から解放されたい方へおすすめです。
- 裸眼でスポーツを楽しみたい方
野球・サッカー、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツを裸眼で安全に楽しめます。
- 外科的手術のレーシック等に抵抗がある方
「手術なのでやはりこわい」「術後の感染症などが不安」という方へ。オルソケラトロジーなら、レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻りますので安心です。
- 取り扱いは簡単
レンズの取り扱いは一般のハードコンタクトレンズと同様です。また、夜間装用なので、日中装用のようにホコリやゴミなどが眼に入ることもなく、レンズを破損・紛失するリスクも少なくなります。
オルソケラトロジーのデメリット
- 従来の連続装用のコンタクトレンズと同等の合併症が起こる可能性があります。
- 視力が安定するまで見え方が変動することがあります。
- 夜間にまぶしかったり、にじんで見えたりする可能性があります。(ハロ・グレア)
オルソケラトロジーレンズのケア方法
Q&A
多少注意を要しますが、基本的な扱いは通常のハードコンタクトレンズと変わりません。
レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいです。2〜3年程度で交換が必要になります。定期検診をきちんと受け、医師やスタッフにレンズの状態を確認してもらい適切に使用するようにしてください。
オルソケラトロジーのレンズは特殊なレンズですので、ケア用品は指定のものをご利用ください。詳しくは医師やスタッフにお問い合わせください。
角膜にとって酸素は必要不可欠です。角膜に充分な酸素が供給されなくなると、角膜を透明に保つはたらきを持つ角膜内皮細胞が傷つき減少していきます。減少すると、角膜は透明性を維持できず、次第に白く濁り、最悪の場合、視力障害を起こしてしまいます。
弊社で取扱っているレンズは安全性の高い高酸素透過性のレンズ素材で作られており、装用したまま眠ることが認められています。また、角膜内皮細胞の状態を確認するためにも、定期的に眼科を受診することを心がけましょう。